今年も灯りストリートが開幕
2022/09/03
台風の影響ですっきりしない天候が続いています。
この土日も、傘マークがちらちら見え隠れていていますね・・・。
さて、私の住む、名古屋市緑区有松では今日から「絞」・「瓦」灯りストリート in有松が開幕します。
昨年ご好評いただいた、有松・鳴海絞りと三州瓦が織りなす幻想的な世界が、パワーアップして有松東海道にてお出迎えしてくれる企画です。
去年の作品に加え、今年は新たに10基の灯りアートが有松東海道の中町エリア辺りはもちろん、名鉄「有松」駅の改札前にも展示しています。
「絞り」と「瓦」・・・いずれも、用途も素材も異なるジャンルのものですが、魅せ方ひとつで立派なひとつの作品になるのです。
アート業界では「インスタレーション」というそうなのですが・・・(最近知ったYO)。
携わっているお方からお話を聞くたびに思うけれど・・・本当に作家さんって凄いですよね。
「瓦」と言えば、私たちの業界では屋根に用いるものですし、最近では庭にオブジェとして飾ったりとか、そんなイメージで、「絞り」も第一に思い浮かぶのは浴衣や洋服などの「着る物」、最近は素材を革や和紙にも施せるようになり、インテリアや日常小物が作られるようになっているのですが、これらを用途ではなく、特徴や加工の可能性に着眼して変換していくって本当に凄いです。
また、ただ「絞り」と「瓦」を並べたり、素材通しを組んだだけではなく、有松と言えば漆喰、漆喰と言えば耐火性というキーワードにも着眼して、「形状記憶加工」をした絞りに漆喰を施し、耐火性に富んだ絞りを生み出して、それ絞りの可能性として組み込んでいる事にも驚きです。
素材と素材の良いところをハイブリッドした次世代型の絞り素材・・・。
これらの情熱を一目でご覧いただけるのが今日から開幕の灯りストリートです^^
絞りストリートは10月2日(日)まで開催しているので、天候が穏やかになった日に、ゆったりまったりご覧いただけたらと思います。