屋根塗装をする方へ!失敗しないためのポイントについて紹介します!
2021/12/06
「屋根塗装って外壁塗装と一緒にやった方がいいのかな」
「屋根の塗装って実際にはどんな役割があるんだろう」
今回はこのようにお悩みの方に、屋根塗装で失敗しないための注意点やポイントをたっぷりご紹介します。
□屋根塗装をするときに注意すべき塗装の3つのポイントをご紹介します!
屋根塗装はただきれいに塗ればいいわけではなく、長持ちさせ雨漏りを防ぐためにも正しい塗装方法を守らなければなりません、
塗装会社に頼む方法を知っておくことで、悪徳業者から身を守れることもありますので、ぜひ参考にしてみてください。
1つ目は、乾燥時間を守ることです。
塗料や塗装方法にもよりますが、一般的な屋根塗装は3回塗りです。
このとき、塗料や回数により必要な乾燥時間も変わるため、きちんと守らなければ塗料の特性が活かせませんし、剥がれの原因になることもあります。
しかし、人件費が浮くという理由から乾燥時間を短くする会社も、残念ですがあります。
乾燥時間について塗料に記載がありますが、例えば「ルーフピアニ」という塗料なら以下の通りです。
「下塗り後、2時間置き、中塗り後は4時間以上10日以内、上塗り後16時間は乾燥させる必要有り」
のように、結構な時間がかかります。
塗る過程が雑だと、品質の良い塗料が無駄になりますので乾燥時間はしっかり守ってくれる会社に依頼しましょう。
2つ目は、塗装のときに縁切り、タスペーサーを設置することです。
少し重なりがあるストレート屋根の場合、塗料が屋根同士の縁に付着します。
そこを縁切り作業で切っていかないと、雨水が溜まって雨漏りの原因になります。
最近は、タスペーサーという部材を下塗り後に屋根の縁につけることで、縁をカットします。
この作業が見積書に記載されているかどうかは、しっかり確認するようにしましょう。
3つ目は、棟板金のくぎ打ちをすることです。
棟板金とは、屋根の頂点部分に乗っている板のことです。
これは屋根から水が浸入しないようにする大切な部材なのですが、ある程度年数が経つと、くぎが熱膨張によって抜けてきてしまいます。
くぎが抜けることにより、強風に吹き飛ばされたり、中が腐ったりしてしまう可能性もあります。
よって、屋根塗装と一緒にくぎを打ってもらう必要があるので、こちらも見積書に記載があるか確認しましょう。
□屋根塗装の役割って何?定期的に行う必要性を解説します!
屋根塗装の役割は、見た目をよくする以外にも大きな役割が2つあります。
1つ目は、屋根を保護することです。
屋根は、家の中で最も雨や風にさらされます。
そのため当然劣化しやすく、塗装なしでは1番最初にだめになってしまいます。
いくら屋根の中に防水シートが貼られていても、水の侵入は完全には防げないので、住まいを長く快適に住み続けるために屋根塗装は必要です。
2つ目は、太陽光や熱を防ぐことです。
屋根に使う塗料の中には、遮熱や断熱の性質を持ったものがあります。
これらは、太陽光を反射したり通しにくくしたりして、家の中が熱くなりすぎることを防ぎます。
一般的な塗料に比較すると高額ですが、冷房費用が節約できますし、環境にも優しいので最近注目されています。
もし、これらの必要性を知らず屋根塗装を行わずに放置していると、雨漏りや損壊の可能性が高くなってしまうでしょう。
雨漏りを起こすと、屋根の修繕だけでは済まなくなり、最悪の場合2000万円ほどかけて立て直す必要が出てきます。
それに対して屋根塗装なら、外壁塗装とまとめて行っても150万円程度で済むので、早めにやっておくのがおすすめです。
□屋根塗装で用いる塗料には4つの種類があります!耐久性や相場を紹介します!
屋根塗料は、塗料の主成分である樹脂の違いによって分類されます。
ウレタン、シリコン、フッ素、無機の4つです。
1つ目のウレタンは、伸縮性がよく安価で素材に使いやすいという特徴があります。
耐用年数は8から10年で、単価相場は1平方メートルあたり2000円程度です。
最近は、シリコンに代用されることが多くなりあまり使われませんが、最低限の金額で抑えたい人や、こまめに色を変えたい人には適しているかもしれません。
2つ目のシリコン塗料は、耐用年数が長い割に手頃なので戸建ての塗装では人気が高いです。
耐用年数は10から15年で、単価相場は1平方メートルあたり3000円程度です。
ただし、シリコン塗料でも、ものによって差があるので、メーカーのホームページなどを確認して選ぶと良いでしょう。
3つ目のフッ素塗料は、耐用年数が非常に長く、公共建築や大型物件の塗装などにもよく使われていました。
耐用年数は15から20年で、単価相場は1平方メートルあたり4500円程度です。
最近では、技術開発により価格が下がってきたため、この数年で一般の戸建て住宅にも普及しています。
特に日差しが強い地域や塩害のある地域では人気です。
4つ目の無機塗料は、劣化しにくい無機物を成分として取り入れた新しい塗料です。
耐用年数は20から25年で、単価相場は1平方メートルあたり5000円程度です。
この数年で開発が始まってきたので、これから普及していくでしょう。
圧倒的な耐用年数があるため、1回の費用は高くても塗り替えのコストを下げたい人におすすめです。
□屋根塗装と一緒に外壁も塗装するときの色の選び方を3つ紹介します!
1つ目は、人気色の中から選ぶ方法です。
戸建ての塗装での人気色は、白、ベージュ系、ネイビー、グレー系、ブラックになります。
どの色にも、長所と短所がありますが、定番色で品揃えも多いはずですので、失敗はあまりないと言えるでしょう。
2つ目は、おしゃれな色の組み合わせパターンから選ぶ方法です。
白と黒、白とダークブラウン、白とネイビー、白とベージュなどがあります。
少し難しいと思われがちな、組み合わせて塗る方法ですが、白ともう一色なら案外違和感なくなじみます。
2色にすることでお互いの色が引き立つこともあるので、挑戦してみても良いかもしれません。
3つ目は、イメージから色を選ぶ方法です。
モダン、ナチュラル、シンプルなど、イメージから色を選ぶ方法もあります。
ナチュラルならベージュや茶系、モダンならグレーや黒など、ネットで調べるだけでも色の系統はわかってくるでしょう。
他の家とは一味違うおしゃれ感を出したいなら、イメージから決める方法もありです。
□屋根塗装や外壁のデザインを決めるときに失敗しないためのポイントを2つ紹介します!
1つ目は、街の雰囲気を観察しながら近所を散歩することです。
環境に調和した色を選ぶのは必須ではありませんが、あまりに浮きすぎては後悔する原因にもなりかねません。
周囲の住宅と同系色の色を選ぶだけで失敗するリスクを軽減できます。
2つ目は、色を決定する前に色見本で確認をすることです。
色を最終決定するときは、必ず屋外で色見本を確認してからにしましょう。
太陽光と蛍光灯では、色の見え方に大きな違いが出てくるからです。
また、最終確認のときは色見本を少し大きめの紙に印刷してもらったほうが、イメージもしやすいのでおすすめです。
□まとめ
今回は、屋根塗装をする方へ向けて、屋根塗装で失敗しないためのポイントについて紹介しました。
当社は、名古屋で数少ない外壁塗装専門店として30年以上、地域密着で外壁塗装や雨漏りの修復、修繕に取り組んできました。
施工は自社とのれん分け職人で全て行っており、安心の直販価格ですので、お気軽にご連絡ください。