ウッドデッキが家にある方へ!補修する際の塗装についてご紹介します!
2022/04/05
名古屋市周辺で、ウッドデッキが住宅にあるという方も多いのではないでしょうか。
ウッドデッキは放置していると劣化が進行しやすいため、定期的に補修が必要です。
また、ウッドデッキ専用の塗料があります。
この記事では、ウッドデッキの補修方法や手順、おしゃれに仕上げるコツを紹介します。
□ウッドデッキを補修する際の適した塗料とは?塗料選びのポイントを紹介します!
ウッドデッキは木材が使われているため、木材保護塗料が使われます。
木材保護塗料には、浸透タイプと造膜タイプの2つがあります。
それぞれ紹介します。
浸透タイプは浸透性塗料や着色塗料と呼ばれるものであり、内部に浸透して木材を保護します。
内部に浸透して効果を発揮するため、ひび割れにも強いのが特徴です。
防腐性や防カビ性、撥水性はありますが、塗膜がないためダメージを受けやすく、メンテナンス回数が他の塗料と比べて多くなってしまいます。
造膜タイプは、造膜性塗料と呼ばれるもので、木材表面に塗膜を作って保護します。
塗膜を作って保護するため、耐水性や耐久性に優れているのが特徴です。
しかし、塗膜にひび割れや剥がれができた場合は、十分に保護できなくなってしまいます。
次に塗料の選ぶ時のポイントを2つ紹介します。
1つ目は、安全性や仕上がりを考えることです。
まだ劣化が進行していないウッドデッキの場合は、防腐性や防カビ性に優れた浸透性タイプの木材保護塗料がおすすめです。
経年劣化や汚れが酷い場合は、造膜タイプの保護塗料を使うのがおすすめです。
そして、浸透タイプと造膜タイプの両方に油性塗料と水性塗料の2種類があります。
水性塗料は水が主成分であり、匂いもなく扱いやすい塗料です。
しかし、油性より耐久性が低かったり、乾かすのに時間がかかったりしてしまいます。
油性塗料は油が主成分で耐久性が高く、乾くのが早いため作業性が高いという特徴があります。
しかし、臭いが強く、扱いにくい塗料と言われています。
2つ目は、1回目と同じ塗料を選ぶことです。
補修で塗料を塗り直す時は、1回目に使った塗料と同じものを選ぶようにしましょう。
例えば、1回目に水性塗料を使用して、2回目を油性塗料で塗り直すと、弾いてしまって馴染みません。
しかし、前回の塗料が全て剥がれてしまっているという場合は違う塗料を使っても良いでしょう。
□塗装する際に必要な道具や手順を紹介します!
まず、下地調整や補修の際に必要な道具は、サンドペーパーやウエスです。
サンドペーパーで残っている塗料や建材のささくれを研磨して綺麗にします。
ウエスで埃やゴミなどの汚れを拭き取ります。
また、塗装する際にも塗料を染み込ませて使います。
次に養生に必要なものは、マスキングテープやマスカー、新聞紙です。
マスキングテープやマスカーは塗装しない部分を養成する際に使います。
新聞紙は塗料を吸い込ませて処分する際に使います。
そして、塗装に必要なものは、刷毛や隙間用ベンダー、コテ刷毛、つぎ柄、受け皿です。
刷毛は細かい部分を塗装する際に使い、刷毛で塗りにくい隙間に隙間用ベンダーを使います。
広い面や高いところには、つぎ柄をつけてコテ刷毛を使用します。
受け皿は塗料を染み込ませるためや移し替えるために使います。
次に、塗装の手順を紹介します。
ステップは4つです。
ステップ1は、ゴミや汚れなどを取る清掃です。
ゴミや汚れ、金具や釘などを取り除いて下処理をしておきます。
電動研磨機やサンダーで汚れや色むらも取り除いておきます。
高圧洗浄機を使う場合は、木材を傷つけないように注意しましょう。
洗浄機を使った後は、木材が湿ったままでは塗料との密着が悪くなるため、十分乾燥させる必要があります。
ステップ2は、傷んでいる部分の補修です。
前回に使用した造膜タイプの塗料が残っていると、次の塗料が乗りにくいためサンダーを使って落としていきます。
研磨した方が塗料の密着がよくなるため、造膜タイプと浸透タイプのどちらの塗料でも研磨した方が良いでしょう。
ステップ3は、養生と塗料のかき混ぜです。
塗装しない部分に塗料がつかないように、ビニールやマスキングテープで養生します。
養生した方が、塗装がやりやすくなり、作業効率が上がります。
そして塗料はしっかりかき混ぜておかないと、塗装のはじめと終わりで色の濃淡が異なってしまいます。
塗装の際も均等に、2回以上塗るようにしましょう。
ステップ4は、塗装です。
塗装は、塗りにくい部分から塗り始めます。
隙間から隅、隅から平面の順番で木目に沿って塗装していきます。
ポイントは、均一に塗ること、一気に塗らないことです。
そして、塗り残しがあった場合は、1度全体を乾燥させてから塗るようにしましょう。
□メンテナンスのサイクルや重要なポイントを3つ紹介します!
メンテナンスは、ウッドデッキを健康な状態で長持ちさせるために行います。
長い間放置して、腐食してしまっているなどの状態では、塗装で回復させることは困難です。
また、木材が腐食してしまうとシロアリが発生して家全体の耐久性にも影響が出てくる可能性があります。
健康状態を維持させるために、定期的なメンテナンスが非常に重要です。
定期的なメンテナンスの頻度は、3年〜5年程度に1度するようにしましょう。
次に、塗装する際に重要なポイントを3つ紹介します。
1つ目は、十分に乾燥させることです。
ウッドデッキを塗装する上で重要なのが、乾燥時間です。
洗浄後や塗装後の乾燥時間を十分に取ることで、高品質な仕上がりになります。
2つ目は、天候に注意することです。
ウッドデッキに限らず、塗装する際には天候にも気を配ることが必要です。
晴れの日が5日ほど続けば遅れもなく完成しますが、雨の日は工事ができないため、雨がよく降る季節を避けるなどの配慮が必要です。
3つ目は、木材が腐食している部分を交換することです。
ウッドデッキの塗装を考え始めると、今まで気付かなかった部分の腐食に気が付くことがあるかもしれません。
1部が痛んでいたら、その部分だけ交換する必要があります。
しかし、全体がひどく劣化していたり、柱の部分が痛んでいたりする場合は、塗装では修復できず、大規模な補修工事が必要になるかもしれません。
腐食している部分に人が乗った際に、木材が崩れてしまって怪我をしてしまうこともあるかもしれないため、早めに交換や補修をした方が良いでしょう。
□ウッドデッキをおしゃれに仕上げる方法を2つ紹介します!
1つ目は、布で軽く拭き取ることです。
乾燥する前に布で塗料を軽く拭き取ることで、味が出ておしゃれになります。
また、2回塗りした後に、濃い色をつけた布でこすると、アンティーク風に仕上がります。
2つ目は、外壁の色と合わせて考えることです。
家を全体的に見て、バランスの良い色を選ぶことをおすすめします。
色の仕上がりが分からないという場合は、カラーシミュレーションで見る方法があります。
注意点として、元々が濃い色のウッドデッキに、薄い色の浸透タイプの塗料を使っても、元の色の主張が強く希望通りにならない可能性があります。
□まとめ
今回は、ウッドデッキの補修方法や手順、おしゃれに仕上げるコツを紹介しました。
ウッドデッキは材料や塗料選び、施工の際の注意点など気をつけることが多くあります。
ウッドデッキの塗装を考えたら、自分でする前にまずは業者に相談することをおすすめします。
塗装に関して何か分からないことや悩みがあれば、ぜひ当社にご相談ください。