外壁に使用するシーリング材の種類とは?選び方についても解説します!

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外壁に使用するシーリング材の種類とは?選び方についても解説します!

外壁に使用するシーリング材の種類とは?選び方についても解説します!

2022/06/05

皆さんは、シーリングをご存じでしょうか。
シーリングとは、気密性や防水性を高めるために建物の隙間をシーリング材をはじめとする材料で埋めることを指します。
もし、現在お住いの自宅の外壁塗装やひび割れに不安がございましたら、一度シーリングを検討すると良いでしょう。
今回は外壁に使用するシーリング材の特徴や、シーリング材の種類について紹介します。

□使用用途は3種類!シーリング材の特徴について解説します!

1つ目の用途は、サイディング壁のクラックを防ぐことです。
サイディング壁とは木造住宅の外壁に使用される板状の建材を貼った壁を指します。
サイディングボードは気温の変化や地震などに弱く、場合によってはひびが入ったり、破損してしまうこともあるでしょう。
これらのトラブルを防ぐために、隙間にシーリング材を入れて建材を繋ぎ、壁への負荷を減らしています。

2つ目の用途は、建材の飛散を防ぐことです。
屋根の工事では、屋根の頂点にある金属製の板を固定するために釘で固定しています。
釘での固定に加えてシーリング材を接着材として使用することで棟板金の飛散防止が期待できるでしょう。
他にも、接着剤の代わりにシーリング材を用いる事例もあります。

3つ目に、雨漏りの応急処置です。
雨漏りは屋根に穴が開く、屋根や外壁にひびが入る、窓枠のシーリングの劣化などを原因として起こります。
これらの劣化した部分をシーリング材で埋めることで、一時的に雨漏りを防げるでしょう。
雨漏りは家の寿命を短くする原因ですので、気づいたら早急に対処することが大切です。

□実は同じもの?コーキングとシーリングの違いを解説します!

シーリング材の他に、コーキング材という材料があります。
シーリングに使うものをシーリング材、コーキングに使うものをコーキング材と呼びます。

しかし、現在ではシーリング材とコーキング材は同じ材料を指すと考えてよいでしょう。
かつては、ペースト状のシーリング材を油性コーキング材と呼んでいたのに対し、それ以外をシーリング材と呼んでいました。
現在、油性コーキング材はほとんど使われていませんが、その名残からシーリング材のことをコーキング材と呼ぶ人もいます。
つまり、現在使われている材料のほとんどが呼び方が異なるだけの、同じシーリング材です。

この他にも、シーラント、シール材などの呼び方があります。

しかし、これらの呼び方はすべてシーリング材を指すものです。
商品名が異なっていても、実際には同じものですので注意しましょう。

□シーリング材には種類がある?それぞれの特徴を解説します!

近年使用される材料のほとんどはシーリング材ですが、シーリング材の中には様々な種類があります。
それぞれ特徴が異なるだけでなく、使用する場面も異なります。

1つ目に、シリコンです。
シリコンはホームセンターにも売られている比較的安価な材料です。
これらの手軽さから、リフォームをご自身で行われる方に人気があるのも特徴でしょう。

耐久性が高く、密着性も高いため、プライマーという下地材も必要ありません。
乾燥しやすいため、加工がしやすい点もメリットです。

容易に入手できるシリコンですが、実は安易に使用して良い材料ではありません。
というのも、一度シリコンを使用すると、油のような物質が出続けるためです。
その物質の影響で、シリコンを使用した箇所の塗装は困難になるでしょう。

ただし、専用プライマーを使用することで塗装可能になる可能性はあります。

2つ目に、変成シリコンです。
外壁のシーリングに使われることが多く、その他にも金属の目地や接合部の耐久性向上のために使用されます。
通常のシリコンとの違いは、加工後に塗装ができる点です。
塗料によってはべたつくこともあるため、注意しましょう。

変成シリコンは柔軟性が高く、金属などにも使用できます。
環境汚染の被害が比較的少ない点もメリットでしょう。

このように、汎用性が高い変成シリコンですが、シリコンに比べ高価である、プライマーが必要であるなどのデメリットが存在します。

3つ目に、ウレタンです。
ウレタンの最大の特徴は、耐久性に優れる点です。
使用後は弾性を持つため、ひびの補修や目地の補修に用いられます。
物によっては使用後の汚染が少なく、環境にやさしい点もメリットでしょう。

耐久性は高いものの、紫外線に弱いという弱点を持っています。
使用後に上から塗装するなど、コーティングする必要があり、注意が必要でしょう。
これを行わないと、紫外線により劣化し、ホコリがついて汚れてしまいます。
さらに、シリコン系のシーリング材をはじめとする様々な材料との相性が悪いため、注意しましょう。

4つ目に、アクリルです。
アクリルは湿った場所にも使用できる、少し特殊な材料です。
上から塗料を塗れるメリットもありますが、耐久性の低さや需要の低さからほとんど使われていないため、あまりお勧めできる材料ではないでしょう。

5つ目に、ポリサルファイドです。
こちらも少し特殊な材料で、耐久性の高さや表面が汚れにくい点がメリットでしょう。

しかし、上から塗料を塗ると変色させたり、軟化させる場合があり、適切に処理を行う必要があります。
また、柔軟性は低く、金属への使用は向きません。
さらに、特有の臭いがあるというデメリットもあります。

ご自身の用途に合った材料を使用するようにしましょう。

□自分でシーリングするときは注意!よくある失敗例を解説します!

シリコンをはじめとする塗料はホームセンターにも売っていますので、自分でシーリングを行う方も中にはいます。

しかし、シーリングに失敗したという方もいるため、注意が必要でしょう。
シーリングに失敗してしまった場合の対処法とともに解説します。

1つ目に、塗装がうまくできない事例です。
シリコンを使用してしまうと、上に塗料が塗れない場合があります。
この場合、シーリング材を変成シリコンに変更しましょう。
変成シリコンは上から塗料を塗りやすい性質があるためです。

塗装のポイントは、シーリングを使用してから期間を開けて塗装することです。
目安としては、2日以上空けることが好ましいでしょう。

2つ目に、シーリングがはがれやすい事例です。
使用したばかりのシーリングがはがれやすい原因に、使用箇所に汚れが残っている場合があります。
ホコリや油分が残っているとはがれやすくなってしまうため、特にそれらを取り除くことを意識して掃除しましょう。

3つ目に、シーリングが汚れる事例です。
シーリング材の素材によってホコリの付きやすさは変わりますが、比較的付きにくい材料であってもホコリはついてしまいます。
シーリング材にホコリが付くことは避けられないため、ホコリが気になる方は上から塗装する必要があるでしょう。
そのため、ホコリが気になる方には塗装がしやすい変成シリコンがお勧めです。

□まとめ

今回は、シーリング材の種類や特徴、使用用途について解説しました。
シーリング材にはそれぞれ特性があるため、自分でシーリングする際には注意が必要です。
もし失敗してしまった場合には、適切に対処しましょう。

当社は外壁塗装専門店として、名古屋市周辺で外壁塗装、屋根、ベランダ防水工事を行っております。
その他にも雨漏りの修繕など、何かお困りのことがあればぜひ当社にご相談ください。
皆さんに材料ごとの違いを知っていただき、後悔のないシーリングをしていただけることを願っております。
この記事がお役に立てますと幸いです。

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